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2017.08up
低価格だし、他人と被らないし!都心に古着チェーン店が続々と…
現在、若者の間で盛り上がりを見せつつあるのが古着です。ユニクロやH&Mなどのファストファッションが定着している一方で、古着は同じく低価だが他人と被ることは少なく、若い世代を中心に人気を集め始めています。
このような流れを汲み取り、古着店もさまざまな試みを始めています。古着の大手チェーン店であるトレジャー・ファクトリーは、これまで郊外の大型店が中心でしたが、敷地をコンビニエンスストア並にした小型店を都内にオープン。西武池袋線の江古田駅から徒歩1分の好立地の場所で、幅広い世代のニーズに合う商品を取り、好評を得ているとのことです。同じくチェーン店を展開するドンドンアップも渋谷への出店を計画しており、20~30代の女性をターゲットとした店舗を次々と開店する予定です。この背景のひとつには車を持たなくなった人の増加があります。郊外店を中心に展開していた古着チェーン店は、都内の好アクセスの場所で店舗を持つことで新たな顧客の獲得を目指しています。
古着店がひしめきあう大阪の「アメリカ村」には、94年に開店して多くの若者を集めるも4年前に閉店した「WEGO」が関西最大級となるヴィンテージオンリーショップを4月に開店。今年、新宿や大阪に開店した女性向けの新ブランド「GOGC」は、ハイエンドから古着まで取り扱うというコンセプトを提示しています。このように同じ古着を取り扱うショップの中でも、新たな業態が誕生しつつあり、古着への注目度が高まるにつれ、今後古着店の競争がより一層激しくなることが予想されます。